docomo(ドコモ)ユーザーで大容量使う場合は、安く大量のデータを使うことができるドコモのウルトラシェアパックを利用するのが基本ですが、場合によってはwimaxと併用したほうが良いこともあったりします。
ということでここではウルトラシェアパックとwimaxを併用する場合とではどういう違いがあるのかや、どういった場合にwimaxと併用すべきなのかについてご紹介していきたいと思います。
docomo(ドコモ)のwimaxやポケットwifiがダメな理由
docomo(ドコモ)ユーザーの場合で大容量のデータを使う場合は基本的にウルトラシェアパックがお得なのですが、実はそれ以外にもお得に使えそうな「ドコモのポケットwifi」というサービスが存在しています。
なのでドコモユーザーでデータを大量に利用する場合は、一見wimaxではなくドコモのポケットwifiを使うか、それともドコモのウルトラシェアパックを使うかの2択になると思われます。
しかしながらドコモのポケットwifiの場合は下記のような理由により利用するにはあまりおすすめできません。
- ドコモユーザー向けのwifiサービスだがスマホとのセット割が利かない
- 月額料金が高い
- 通信量が無制限になるプランがない
ドコモユーザー向けのwifiサービスだがスマホとのセット割が利かない
例えばauユーザーだとauユーザー向けのモバイルwifiサービスであるwimaxならば、au携帯・スマホとセットで契約をすることで、「auスマートバリュー mine」というセット割が適用されたり、ソフトバンク携帯・スマホユーザーだとソフトバンクのポケットwifiとセットで契約することで「Pocket WiFiセット割」といった割引が受けられます。
しかしdocomo(ドコモ)のポケットwifiでは、なんとドコモ携帯・スマホユーザーであったとしても、auやsoftbankスマホユーザーのように、wifiとセットで契約すればそのセット割引が受けられるわけではありません。
ちなみにauのセット割やソフトバンクのセット割は月額1,000円といった大幅割引になるのですが、ドコモのポケットwifiにはこういったものが一切受けられず、ドコモユーザーならではのメリットが期待できないのです。
月額料金が高い
またdocomo(ドコモ)のポケットwifiはとにかく月額料金が高いです。
なぜならばドコモのポケットwifiを使う場合は、別途パケット契約が必要になってくるので、基本料金に加えてパケットパック料金がかかることから、かなり高額になってしまいます。
具体的な金額としては例えば一人で使う場合だと通信量上限5GBのプランで契約した場合は6,900円、通信量上限30GBプランで契約した場合だと10,000円程度と非常に高いです。
モバイルwifiサービス | 月額料金 |
---|---|
docomo | ・6,900円(5GB) |
au(wimax) | ・3,696円(7GB) ・4380円(無制限) |
SoftBank | ・3,696円(7GB) |
Y!mobile | ・3,696円(7GB) ・4380円(無制限) |
このように他社モバイルwifiサービスと比較してもかなりコスパが悪いですね。
通信量が無制限になるプランがない
例えばwimaxなどであればギガ放題プランを選択した場合は、通信量を気にせずにインターネットを利用できますが、docomo(ドコモ)のポケットwifiではこうした通信料が無制限になるプランがありません。
このことから高画質の動画の閲覧やオンラインゲームなどを存分に楽しむには不向きです。
ドコモのポケットwifiにはメリットはないの?
ここまでドコモのポケットwifiのデメリットばかり書いてきましたが、まったくメリットがないというわけではありません。
ドコモのポケットwifiの最大のメリットとしては通信速度が速く、そして対応エリアが広いので全国のどこでも使えるというのが魅力的です。
月額1900円でもポケットwifiが使用出来る?
新規ではなく既にドコモを契約している場合であれば、2台目プラスというサービスによりドコモのポケットwifiが月額1,900円で利用することができます。
ただしすでに契約していることが前提条件なので、月々のスマホ料金+1,900円となり、月額料金が非常に高くついてしまいます。ポケットwifiが単体で月額1,900円で使えるというわけではないんですね。
結局docomo(ドコモ)のポケットwifiはおすすめできない
docomo(ドコモ)のポケットwifiは通信速度が速く、そして全国どこのエリアでも繋がりやすいのがメリットですが、その反面上記のようなデメリットの方が大きいことから、あまりおすすめすることはできません。
このことからdocomo(ドコモ)ユーザーの場合で大容量のデータを使う場合は、基本的にウルトラパックを使うか、wimaxと併用するかのいずれかになります。
メリットとデメリット。ドコモの電波は日本一とは言われているが
ウルトラパックを使う場合と、wimaxと併用する場合とを比較する前にまず、それぞれのメリット・デメリットについて軽く把握しておきたいところです。
ウルトラパックのメリット・デメリット
メリット
- 契約するのは一社だけで良い
- 通信速度が速くて繋がりやすい
- 対応エリアが広い
- 通信容量が余ったら翌月に繰り越せる
デメリット
- 料金が高い
- 通信量が無制限になるプランがない
- パソコンに繋げるとスマホの充電がすぐになくなる
wimaxのメリット・デメリット
メリット
- 料金が安くつく
- 有線接続+LTE通信利用なら通信速度が1Gbpsを超えるくらい速い
- ギガ放題だと通信量による制限がなくなる
デメリット
- ドコモとwimaxプロバイダの2社で契約しなければならない(手続きや出費の管理が面倒)
- 対応エリアがドコモより狭い
- 利用する容量によっては、ドコモよりもお得にはならない
これらそれぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで早速ウルトラパックとwimaxとの違いについて見ていきましょう。
docomo(ドコモ)ウルトラパックとwimaxを徹底比較
それではウルトラシェアパックとwimaxを併用する場合とでは具体的にどのように違ってくるのでしょうか?
以下ではウルトラパックとwimaxを併用する場合における、「利用料金」「通信速度」「対応エリア」「通信制限」のそれぞれの違いについて、順番に比較検討していきたいと思います。
docomo(ドコモ)ウルトラパックとwimaxの料金比較
docomo(ドコモ)ウルトラパックを使う場合と、wimaxと併用する場合の料金としては下記の通りになります。
※ドコモの料金は「基本プラン」+「パケットパック」+「インターネット接続サービス」の合計で割り出されますが、ここでは基本プランをカケホーダイライトプラン(1,700円)にしている場合での料金になります。
サービス | 料金 | 内訳 |
---|---|---|
ウルトラパック | ・8,000円(20GB) ・10,000円(30GB) |
・基本プラン:1,700円 ・パケットパック:6,000円:(20GB)/8,000円(30GB) ・インターネット接続サービス:300円 |
docomo+wimax併用 | ・8,380円 | ・基本プラン:1,700円 ・パケットパック:2,900円(1G) ・wimax月額料金:3,480円(GMO) ・インターネット接続サービス:300円 |
20GB以上使う場合はベーシックシェアパックよりwimaxがお得
このように月に通信データ量を20GB以下しか使わない場合は、ウルトラシェアパックを使った方がお得ですが、月に20GB以上使う場合はドコモとwimaxを併用して利用したほうがお得になります。
ちなみに20GBというデータ容量は、目安として標準的な画質のネット動画を100時間近く視聴する程度になります。
これ以上の通信量を使うような場合は、ウルトラシェアパックではなく、wimaxとの併用を考えると良いでしょう。
docomo(ドコモ)ウルトラパックとwimaxの速度比較
続いてdocomo(ドコモ)と、wimaxの通信速度の違いについて見てみましょう。
それぞれの下り最大通信速度は下記の通りです。
サービス | 通信速度 |
---|---|
docomo(ドコモ)ウルトラパック | 最大788Mbps |
wimax | ・最大1,237Mbps(有線+LTE) ・867Mbps(LTE) ・最大558Mbps(ハイスピードモード(通常モード)) |
docomo(ドコモ)の通信速度に関してはLTEで速い上に、障害物を回り込んで電波が伝わるので、地下や建物の中・ビルの奥まったところでも繋がりやすいのが特徴です。
一方でwimaxもLTE利用時ならば通信速度が速くて電波も届きやすいのですが、この場合は例えギガ放題プランであっても3日で10GB以上使えば通信制限がかかってしまいます。
このことから基本的にはLTEではなく通信量無制限である通常の通信モードを使うのが基本になりますが、その場合だと最大通信速度はドコモよりも落ちるうえに、地下や建物の中、新幹線など高速での移調中など時と場所によっては電波が繋がりにくかったりすることもあります。
なので通信速度に関しては、基本的にはドコモの方が速いうえに繋がりやすいですが、wimaxもLTE回線が使えるうえに最大通信速度はドコモよりもうえなので、結局両者にさほど違いはありません。
docomo(ドコモ)ウルトラパックとwimaxの対応エリア比較
対応エリアに関しては、ドコモの場合だと都市部から地方まで様々地域に対して対応しており、wimaxやワイモバイルでは使えない場所でも電波がつながるようなことも多いです。
一方でwimaxの場合は都市部では使えるもの、山間部では繋がりにくかったりと、ドコモに比べて対応エリアが狭いです。
ただハイスピードエリアプラスモード(au 4G LTE通信)を使えば、山間部などの繋がりにくいところでも繋がりやすくなるので、au 4G LTE通信である程度カバーすることが可能です。
docomo(ドコモ)ウルトラパックとwimaxの通信制限比較
更にウルトラパックとwimaxの通信制限の違いについては下記の通りです。
サービス | 通信量上限 | 制限後の通信速度 |
---|---|---|
ウルトラパック | ・Lパック:月間20GBまで ・LLパック:月間30GBまで |
128Kbps |
wimax(ギガ放題プラン) | 3日で10GBまで (月間約100GB) |
1Mbps |
ウルトラパックに関しては月間においてLパックで20GB、LLパックで30GBまでとなっており、それ以上使ってしまうとリミットモードと呼ばれる通信制限がかかり、翌月まで通信速度が128Kbpsに制限されてしまいます。
通信速度が128Kbpsにまで制限されてしまうと、メールやLINEなどはかろうじて可能なものの、サイトの読み込みが遅くなり、動画に関してはずっとローディングされているような状態になってまともに視聴することができなくなります。
ただドコモの場合は追加で料金(1GB/1000円+税)を支払うことで、この通信制限を解除できるようになっています。
一方でwimaxの場合はハイスピードモード(WiMAX 2+通信)とハイスピードエリアプラスモード(au 4G LTE通信)の使用データ量の合計が3日で10GB以上を超えてしまうと、翌日の夜(18時~2時)の8時間だけ通信制限がかかかり、速度が 1Mbpsにまで制限されます。
ちなみに1Mbpsでも標準的な画質のネット動画を見ることはできますし、ネットサーフィンも問題なくできます。
そして制限される時間も翌月までとかではなく、たった8時間程度なのでwimaxのギガ放題プランの通信制限はさほど気になるものではありません。
しかもハイスピードモード(WiMAX 2+通信)だけを使っていれば通信量は無制限に使うことができます。
以上の事を踏まえれば通信制限で比較した場合、通信量の大きさや上限にひっかかった時のペナルティの内容において、wimaxの方がウルトラパックに比べて遥かに使い勝手が良いと言えるでしょう。
ドコモユーザーで大容量のデータを使う場合はwimaxと組み合わせると節約できておすすめ
結局のところドコモ携帯・スマホユーザーで、20GB以上と大量のデータを使う場合は、ドコモのウルトラパックを使うよりもwimaxと併用し組み合わせて使う方が、料金的にも安くて節約できるうえに、通信量を気にせずに使えるのでおすすめです。
wimaxの対応エリアが不満ならネクストモバイルとの併用もあり
wimaxの場合は通信制限の関係上、基本的にハイスピードモード(wimax回線)を利用することになるわけですが、これはその電波の特徴上障害物に弱く山間部では繋がりにくいのがネックになってきます。
wimaxでも山間部などでつながるLTE回線はあるものの、これには通信上限があるので使い放題にはなりません。
このことから山間部など使用する場所によっては、wimaxがあまり使えないというケースも出てきます。
ドコモ携帯・スマホユーザーで大容量のデータを使う場合だと、wimaxとの併用が理想的なわけですが、これが使えない場合はどうしたら良いのでしょうか?
こういう場合におすすめなのが、対応エリアが広くて月額料金が安い「ネクストモバイル」というモバイルwifiサービスです。
ネクストモバイルはソフトバンクのLTE回線を利用しており、全国のどこの地域でも電波が繋がりやすくなっています。
また料金もwimax並みに安く、20GBで2760円、30GBで3490円、50GBで4880円とドコモでウルトラパックを利用する場合に比べてもかなり安くなります。
ただ通信速度に関しては最新の端末のもので最大150Mbpsとドコモやwimaxに比べて見劣りはします。
また通信量無制限のプランがないのでデータが使い放題といいわけにはいきませんが、ドコモ携帯・スマホユーザーで大容量のデータを使う場合に、wimaxが使えないようなところに住んでいたり、wimaxの対応エリアが不満だというのであれば、wimaxに変わるお得なサービスとしておすすめです。
docomo(ドコモ)ユーザーがwimaxを購入する場合どこで買うのがおすすめなの?
最新機種W06を購入する場合
wimaxの現在における最新機種W06を購入する場合は、下記のようなプロバイダがおすすめです。
wimaxプロバイダ | キャンペーン | 事務手数料 | 本体端末 | 初月 | 1〜2ヶ月 | 3〜24ヶ月 | 25〜36ヶ月 | 実質月額(3年) | 実質総費用(3年) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GMO | 月額割引 +5,000円キャッシュバック |
3,000円 | 0円 | 2,170円 | 2,170円 | 3,480円 | 3,480円 | 約3,320円 | 122,830円 |
32,100円キャッシュバック | 0円 | 3,609円 | 3,609円 | 4,263円 | 4,263円 | 約3,423円 | 126,669円 | ||
@nifty | 30,100円キャッシュバック | 1円 | 0円 | 3,670円 | 4,350円 | 4,350円 | 約3,463円 | 128,141円 | |
BIGLOBE | 30,000円キャッシュバック | 0円 | 0円 | 3,695円 | 4,380円 | 4,380円 | 約3,495円 | 129,310円 | |
So-net | 月額割引+ | 0円 | 0円 | 3,620円 | 3,620円 | 3,620円 | 約3,620円 | 133,320円 | |
Broad wimax | 月額割引+19,000円まで解約金負担 | 0円 | 2,726円 | 2,726円 | 3,411円 | 4,011円 | 約3,631円 | 134,352円 |
3年契約の場合はgmoとくとくbb wimax2+が最もお得
3年間利用する場合は、gmoとくとくbb wimax2+で、キャンペーン特典を月額割引+5,000円キャッシュバックを選ぶのが料金的には最も安くてお得です。
最新機種でなくても良い場合
通信速度よりも利用料金の安さを重視するような場合は、wimaxプロバイダの中でも最安級でかつ2年契約が可能な貴重なプロバイダ「カシモwimax」のTriprouterプランがおすすめです。
Triprouterプランは使用するルーター端末のスペックは低めであり、最大通信速度も220MbpsとW06の最大1,237Mbps(通常最大558Mbps)よりも劣りますが、標準画質の動画を視聴する程度であれば問題ありません。
またUSBケーブルでパソコンにも接続できますし、スマホのモバイルバッテリー替わりに使えるのも強みです。
wimax通信がメインになるので、対応エリアに関しては微妙ですが、2年契約が可能なのでとにかく他プロバイダと比べても利用しやすいですし、機能性よりも利用料金の安さを重視する場合には向いています。
※カシモwimaxでも最新機種W06が本体端末代金0円で購入・契約できますが、この場合は3年契約になるうえに料金も決して最安クラスではないので注意が必要です。
ドコモのポケットwifiの解約方法
ドコモのポケットwifiの解約方法は、ドコモの公式サイト上から行う他、ドコモの携帯ショップでも行うことができます。
ドコモの公式サイト上からの解約方法
ここでは24時間いつでも手続き可能であり、オンライン上で簡単に解約を済ませられる、公式サイトからの解約方法についてご紹介していきたいと思います。
まずはドコモの公式サイトにアクセスします。
「My docomo」にログインし、「ご契約内容の変更・確認」から「ご契約内容」のページを「3」にして「解約」をクリックします。
後は流れに沿って手続きをしていくことで、解約することができます。
店舗での解約方法
店舗で解約する場合は、下記のものを持参のうえ来店する必要があります。
- SIMカード
- wifiルーター本体
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 印鑑
店舗についたら窓口で解約する旨を伝えることで、解約書類を書くことになるのでそれに必要事項を記入し、サインか捺印をすることで解約となります。
ちなみに事前に来店予約をしておけば、店頭で待つことなく解約手続きをスムーズに行うことができるでしょう。
docomo(ドコモ)のポケットwifiの解約違約金は?
契約期間内に満たない場合や、契約更新月以外だと解約違約金として9,500円かかります。
違約金の支払いを避けるのであれば、更新月で解約するようにすると良いでしょう。
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