bicwimaxとは?のビッグカメラの携帯Wifi
テレビやパソコンなどのデジタル家電から、冷蔵庫・洗濯機といった白物家電、最近では高級時計やジュエリーまで取り扱っているのが、下記概要で事業展開しているビックカメラです。
企業名 | (株)ビックカメラ |
設立 | 1980年11月 |
業種 | 小売業 |
代表者 | 宮崎宏幸 |
売上高 | 約7,900億円(グループ連結・2017年8月現在) |
主なグループ企業 | コジマ・ソフマップ |
ボーナス支給や決算セール時には、買い物客でごった返す大人気大型家電販売店のビックカメラでも、自宅や出先で快適にネット通信を楽しめる、「wimax2+」サービス・機種提供をしていますが、果たして料金・スペックはどのようになっているのでしょうか。
今回は、家電販売業界国内第2位につけている、ビックカメラの「bicwimax」と他のプロバイダ系wimaxとを比較しながら、メリット・デメリットについて、徹底リサーチしてみたいと思います。
bicwimaxは優秀?プラン・料金・速度など、スペックを他サービスと徹底比較!
ビックカメラの提供しているbicwimaxについて、他プロバイダとの違いを触れるにあたりまずお伝えしたいのが、bicwimaxが使用する回線は、au傘下であるUQコミュニケーションズの「wimax2+」です。
つまり、wimax2+を使用する他のプロバイダ系wimaxと、
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- 通信速度
- 速度制限条件
- 対応エリア
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などは、「機種が同一」であるならば、全く同じと考えて差し支えありません。
ただし、以下で示していくように取り扱い機種の数・機能、さらにプランごとの料金が異なってくるため、しっかりと比較をして利用サービスを見極める必要があります。
bicwimaxはいくらでどれぐらい使える?プラン・機種ごとに比較
パソコンやスマホ、そしてwimaxなどのデジタル家電は、1世代機種が変わるとスペックが大きく変化し、できれば最新モデルを利用したくなるものです。
そんな中、bicwimaxで取り扱っている機種が多岐にわたり、「最新機種」も網羅していることが、まず1つ目のメリットと言えます。
【bicwimax対応機種一覧】
機種名 | 下り最速 | 上り最速 | 概要 |
W05★ | 708Mbps | 75Mbps | 約130gの軽量ボディー最新モバイルルーター。フル充電なら、ハイパフォーマンスモードでも約6時間半の継続使用が可能。 |
W04★ | 440Mbps | 30Mbps | 前世代機種のWX03より、上り速度が約2倍になっているほか、急速充電可能なType‐C型USBに対応している。 |
WX03 | 440Mbps | 30Mbps | 後継機種であるW04と同様の通信速度でありながら、継続使用時間が長く、Bluetooth接続できるのもポイント。ただし、LTE回線に未対応なのがネック。 |
W03★ | 440Mbps | 25Mbps | LTE回線利用時であれば、上記機種にも引けを取らない人気機種。繋がりやすいエリアの広さで選ぶのであれば、LTE未対応のWX03よりこちら。 |
HOMEL01s★ | 440Mbps | 30Mbps | 家庭据え置きタイプの「置くだけwifi」で、携帯型の比ではない安定感を誇る上、最大42台の端末を利用可能。ただし、エリアによる通信速度格差が出てしまうのが難点。 |
URoad-Stick | 110Mbps | 10Mbps | コンパクトさで言えばダントツだが、LTE非対応で下り速度は遅くなる。ただ、使用端末の充電環境さえあれば、残量を気にせずに継続使用できるのが最大のメリット。 |
今年登場したばかりのW05が、さすがに通信速度の面で一歩抜きに出ているものの、デザインや使用環境など、条件にマッチした機種を選択できるのはうれしいポイントです。
ちなみに、表内で「★」が付いている機種は、高速通信可能エリアが広いLTE併用モデルですが、いかんせん7GBからと速度制限がかかりやすくなってしまいますので、利用には注意が必要です。
そのため、外出時のネット利用が多いユーザーの場合では、LTE非対応機種や充電を一切気にしなくてもよい、USBタイプをチョイスするのも良いでしょう。
また、下り速度とはユーチューブの視聴や音楽ダウンロードなど、データ受信する速度を意味し、上り速度とはテキストや動画をアップロードする際の、送信データ速度を指します。
当サイトのように、情報を提供し続ける場合はともかく、もっぱら動画を見たり音楽を聴いたりすることに、ネットを利用してるユーザーの場合は、それほど上り速度についてこだわらなくてもいいと考えています。
続いては、bicwimaxの料金プランについてですが、現在6つのプランが下記概要で用意されています。
プラン名 | 基本使用料 | 縛り | 概要 |
BIC定額ギガ放題 | 4,380円(おとく割り適用後) | 2・3年 | 3日間で10GBまでという条件はあるが、基本的に月間データ容量制限のないプラン。 |
BIC定額 | 4,267円 | 月ごとに更新 | ギガ放題同様に、月間データ容量に制限はないものの、LTE通信には非対応。 |
BIC定額年間パスポート | 3,696円 | 1年 | BIC定額の「年間縛り」付きバージョン。 |
BIC定額ダブル | 362~4,743円 | 月ごとに更新 | データ利用量が約1.1MBまでは月額362円固定、1,1~14MBまでは従量制。以降、は4,743円の完全固定料金となる。 |
BIC定額3Gプラス | 3,696円+500円 | 2年 | auのCDMA通信も利用可能なプランで、プロバイダ契約に伴う500円の月額料金が加算される。 |
BIC1day | 572円(1日) | 1日 | 申込完了から24時間のデータ通信が可能で、90日間であれば、専用ページからの手続きで、再度利用できる。 |
※1 BIC1dayを除き全て月額で、初期登録料として3,000円が必要。(すべて税抜)
※2 ギガ放題を除いたすべてのプランは、旧回線であるwimax用であるため、現在店頭販売されている機種の場合、原則設定不可。
他のプロバイダ系wimaxでは、容量上限がないギガ放題プランか、容量上限が7GBの通常プランの2択がほとんどですから、非常に多岐にわたるbicwimaxのプラン設定には目を見張るものがあります。
利用状況に応じて、プランを自由にチョイスできるのが魅力で、例えば
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- 常に大量のデータ通信をしている・・・ギガ放題
- 旧wimax回線の通信状況が良いエリアでLTEが必要ないユーザー・・・定額or定額ダブル
- 利用エリアが広範囲なau‐netを利用したい・・・3Gプラス
- 短期出張や旅行先など特定の日だけwimaxを使いたい・・・1day
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といった具合にうまく使い分けることで、通信料などを節約することも可能です。
そのなかでも、やはり注目すべきは他のサービスにはあまり存在しない「1dayプラン」になりますので、以下では1dayプランについて、詳しく掘り下げてみたいと思います。
BICWIMAXは定額コースと決めたら1dayに変更出来ない?
まず、基本的なことを先にお伝えしておくと、既にbicwimaxでいずれかの定額コースへ加入している場合、それをわざわざ1dayに切り替えるメリットは、正直言ってほぼありません。
定額コースから、1dayに変更すること自体は可能ですが、定額プランの解約に伴うコストと1day利用料、対応端末の購入費を考慮した場合、変更しない方がおとくです。
しかも、1Dayプランに利用できるwimax端末は、現在bicwimaxを含めたすべてのプロバイダとも契約していない白ロム(※)端末で、かつ新回線である「wimax2+」に対応していないものだけになります。
※白ロム・・・SIMカードが入っておらず、どのプロバイダとも契約可能なデジタル端末の通称。
つまり、wimax2+が開通した2013年10月以前に購入し、今使っていない端末を持っている場合のみ、1dayは利用可能であるということで、1日や2日使うためにわざわざ対応機種を購入する意味はないうえ、現在発売されている端末はすべてwimax2+端末です。
また、「シングル」と呼ばれる旧wimax回線は、常にサービス停止のうわさが出るなどいつ停波するかわからないため、スマホのデータ容量を追加しデザリングを活用するか、レンタルwifiや、公衆無線LANを利用したほうが、断然コスパも良いと考えられます。
結論として、出張や旅行先において、どうしても高速データ通信が数日間必要で、
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- wimax2+非対応の古い白ロム端末がある
- どこのプロバイダともwimax契約をしていないor端末が据え置きタイプで移動先での利用ができない
といった条件を満たしたケースに限り、1dayプランは利用価値が出てきます。
1dayサービスと定額サービスの比較
一方、反対にこれまで1dayを利用していたものの、日常利用が必要になったため、定額プランに変更することは可能です。
プラン名 | 月当たりの利用料金 | 通信速度 | 初期費用・解約料 |
1day | 17,160円 | 遅い | なし |
ギガ放題 | 4,380円 | 速い | あり |
ギガ放題の場合、機種によって速度が変わりますが、現在契約する機種はすべて新回線であるwimax2+対応なので、通信速度については1dayプランを圧倒します。
一方、1dayは初期費用も解約料も必要ないため、契約初月度に限ると13日以下、以降は7日までの月間利用であれば、一応安上りになってきます。
とはいえ、巷には数多くのwimaxレンタル業者が存在しており、1日辺りの利用料では700~1000円程と、bicwimaxの1dayより割高ながら、1週間・2週間とレンタル期間が延びるにつれ、割引料金が適用されることがほとんど。
また、貸し出される機種はwimax2+対応モデルであり、速度もサクサクときているので、1~2日だけの利用でない限り、そちらをチョイスしたほうが良いと考えています。
bicwimaxの購入・加入手順、プラン変更方法などを総まとめしてみた!
さて、bicwimaxが取り扱っているwimax機種や、料金プランについて詳しく解説してきましたが、ここまで読み進めていくうちに、「bicwimaxを使ってみたい!」と思われた方もおられるはずです。
そこでこの項では、bicwimaxの購入と加入方法や、その後のプラン変更などの手順について、詳しく解説いたします。
まずは最寄りのビックカメラへGO!
bicwimaxは、全国に約50展開されているビックカメラ及び、同グループのソフマップとコジマ店舗でも端末購入と同時に、サービスへの加入が可能です。
上記で紹介した機種と料金プランを選択し、重要事項などの説明を担当者から受け確認すると審査が行われ、審査にパスすればその場で機種を受け取り、最短なら帰宅してすぐ利用をスタートすることもできます。
また、これは他のプロバイダ系wimaxにも言えることですが、bicwimaxの場合基本料金には回線使用料と、端末購入代金が含まれていますので、仮に解約しても端末を返却する必要はありません。
なお、契約時にはクレジットカードの提示が必須であり、かつ多くの方が利用している「ビックポイント」は対象外となっており、購入・利用料支払い時いずれの場合でも、一切付与されません。
bicwimaxのプラン変更などはマイページへのログインか書類ダウンロードで!
店頭での申込み著審査が終了し、晴れてbicwimaxデビューとなった場合、すぐに公式HP内に「マイページ」が開設されます。
このマイページは、契約後にメール通知される「受付番号」と、指定した「暗証番号」を用いて「マイページID」と「パスワード」を登録することにより、下表のような各手続きをWEB上で行うことが可能です。
マイページでできること | ||
料金プランの照会 | 請求金額の確認 | 契約者情報の照会・変更 |
支払い方法の照会・変更 | 対応機種の照会・変更 | 請求書発行の申込・解約 |
また、同公式HP内では、
ダウンロードできる書類一例 | ||
新規契約書 | 内容変更届 | 解約届 |
本人確認書 | 親権者同意書 | 重要事項確認書 |
などといった書類や、それぞれの記入例などをいつでもダウンロード可能です。
ちなみに、bicwimaxの新規契約は店頭でもちろん可能ですが、なぜか解約については店頭ではできず、サービスお客様サポートセンターに電話して手続きをするか、公式HPでダウンロード・プリントアウトした解約届を記入し、郵送する必要があります。
ただし、電話による解約の場合は、届出当日からサービス停止も可能なものの、郵送の場合は解約届の投函から、最短でも5~6営業日が必要となるため、それを見越して手続きを進めるよう心がけましょう。
また、電話による解約では連絡した当日、郵送の場合は書類到着日から数えて30日間の範囲で、「解約日予約」をすることもできます。
直接オペレーターから説明を受ける電話解約はともかく、郵送による解約の場合この予約日指定を明記していないと書類到着・確認後、即サービスが停止されてしまうので、「今月いっぱいは使いたい!」といったケースでは、きちんと記入しましょう。
bicwimaxがお得になるキャンペーンはないの?1つのポイントと3つの注意点
携帯キャリアのwimaxに比べると、キャッシュバックや割引など、お得なキャンペーンも多いイメージのあるプロバイダ系ですが、今回紹介しているbicwimaxにそんなキャンペーンはあるのでしょうか。
数多くの人気家電が安く購入できる、ビックカメラのwimaxですから、さぞやお得なキャンペーンが用意されているのではと、期待するユーザーも多いはずです。
しかし、結論から言うとbicwimaxに、他プロバイダ系に匹敵するお得なキャンペーンは、実質存在しません
まず、現金をキャッシュバックするキャンペーンはなく、5万円分のビックカメラ商品券がもらえるキャンペーン(※)が、展開されています。
※店舗によっては、パソコンなど対象商品割引を実施していたり、額面が異なる場合もあるため要確認。
それならば、十分お得と言えるかといえば、そこに巧妙なからくりが潜んでいるため、「実質」と前置きしたのです。
そこでここでは、少しでもお得にbicwimaxを利用する手助けとなるべく、お得になる唯一ともいえるポイントと、3つの注意点について触れておきましょう。
キャンペーンより「店頭値引き」がポイントです!
この後理由は解説しますが、bicwimaxの場合キャンペーンに期待するより、他の店頭商品を同時購入し、交渉によってそちらの値引きを勝ち取ったほうが、お得感が強いと言えます。
プロバイダ系の場合、wimaxこそが稼ぎ頭であるため、競合他社に負けないように熾烈な値引き・キャンペーン合戦をしていますが、ビックカメラの本業は家電の販売です。
正直なところ、パソコン4Kテレビなどの主力商品に比べると、おまけ的な要素が強いため、それほど大きなキャンペーンを打たず、当然ながら値引き交渉に応じてくることも、ほぼありません。
しかし、これが店頭に並ぶ他の家電などとの、「抱き合わせ購入」なら話は別で、抱き合わせる商品やwimax端末の種類、さらに店舗や購入時期にもよりますが、交渉次第で5,000円~20,000円ほどの値引きを、ゲットできることもあります。
抱き合わる商品は価格帯が高いもの良く、wimax端末は新しい機種、時期的には夏・冬のボーナス時期や決算期がおすすめで、特に関連性の高いパソコンやスマホ購入時に、価格交渉するのがベストです。
注意点1 大きな値引きが望めるのはW04以前の機種かつ3年縛りの時のみ
前項で「抱き合わせ値引き術」を解説しましたが、値引き交渉を繰り返しても、「2年縛り契約時」と最新機種である「W05購入時」の場合、大幅値引きをゲットすることは難しくなります。
2年縛り契約の場合、無料解約できるのが2年刻みと短くなるため、ビックカメラ側からすれば、乗り換えられるリスクが増える上、得られる利益も目減りしてしまうこと。
また、W05は2018年1月に登場したばかりの人気機種であり、競合にそれほど力を入れなくても、ユーザーを引き付けられることことが、大幅値引きに繋がりにくい理由です。
無料解約できるタイミングが長くなりますが、大きな抱き合わせ値引きを狙うなら、3年縛り契約を覚悟の上で、W04以前の端末を選ぶ必要があります。
注意点2 ビック商品券プレゼントの落とし穴がヤバい!
抱き合わせ大敵とな商品もないし、価格交渉するのも面倒だから、
「ビック商品券プレゼントの方が断然お得で手軽じゃない?」
と思うユーザーは多いでしょう。
しかし、この商品券プレゼントには条件があり、
「WIMAXまとめてプランL8」
という、有料オプションへの加入が必須となっています。
こちらに加入することで、初めて最大5万円の商品券がもらえるわけですが、特に追加されるサービスやスペックの向上もないのに、月当たり1,547円もの追加料金が加算されます。
仮に2年間、この追加オプション料を払い続けた場合、トータルで見ると「40,098円」、余計な利用料を払うことになるため、5万円ゲットできたとしても「9,901円」しか、お得にならないのです。
こうなるともはや、店頭商品を売るため「5万円」という金額をアピールし、追加料で補てんする「意味のないオプション」と言え、パソコンなどを安く買えたと喜んだユーザーは、24回分割で4万円を支払っているようなもの。
それでも良い、という方を止めることはできませんが、「絵に描いた餅」的な特典であり、あまりおすすめできないと、当サイトでは考えています。
注意点3 店員の駆け引きが強い!営業が強敵w
最後は、この項の初めに触れた、抱き合わせ交渉時における注意点と、ちょっとしたコツについて解説。
ビックカメラ単体での値引き交渉でも、一定額であれば値引きをゲットすることも可能ですが、限界があるためどこかしら強い対抗馬を据えるべきです。
どんな家電販売店を対抗馬にしても、それなりの効果は出てきますが、ビックカメラの営業マンは非常に駆け引きが強く、並の営業マンでは抵抗できないため、大きな値引きをゲットすることが難しくなります。
そんな中、海千山千のビックカメラ営業マンたちを、震え上がらせる優秀な対抗馬としてうってつけなのが、家電業界NO,1の売上を誇る「ヤマダ電気」です。
ヤマダ電気では、ビックカメラとほぼ同じ家電をラインナップしているうえ、「YAMADA Air Mobile」という、対応機種も豊富でbicwimaxよりお得な料金設定な、自社wimaxサービスを提供しています。
ですので、もし抱き合わせ購入したい商品がある場合は、
「ヤマダ電機の方が値引きが大きいから、wimaxも家電もそっちで買おうかな…。」
なんて具合に営業マンを揺さぶると、非常に効果が出てきます。
できれば、すぐ近くにヤマダ電気が進出している店舗で交渉した方が良く、もしそうでないならあえて遠出をしてでも、隣接している店舗に出向いた方が、大幅値引きのチャンスが増すのでおすすめです。
ビックカメラよりプロバイダの方がお得?GMO・BIGLOBEとの違いを比較してみた!
ここまでの解説によって、うすうす感づいてきたいるでしょうが、商品券をもらえたにせよ、抱き合わせ交渉で値引きを得られたにせよ、bicwimaxは他のプロバイダ系wimaxのように、高額キャッシュバックなどの特典を、「無条件」でゲットすることはできません。
販売店名 | トータル使用料 | うちキャッシュバック額 |
ビックカメラ | 160,680円 | 0円 |
GMOとくとくBB | 118,560円 | 33,600円 |
BIGLOBE | 141,310円 | 15,000円 |
※1 全てギガ放題プラン(3年縛り)、利用端末はW4に設定。
※2 トータル利用料=登録料+月額利用料×36ヶ月(割引・キャッシュバック適用後)
上表は、キャッシュバックや割引を用意している代表格、GMO・BIGLOBEとビックカメラとの3年間利用料比較表です。
ご覧の通り、業界最高レベルのキャッシュバックを誇るGMOと、ビックカメラとの差額はなんと42,000円以上、キャッシュバックが少し安めのBIGLOBEと比べても、19,000円程高くなっています。
ここで思い出していただきたいのが、仮に条件を満たしてビック商品券をゲットしても、実質「9,901円」しかお得ではないわけですから、これだけ見ても料金的には、GMO・BIGLOBE両社に軍配が上がります。
1つだけbicwimaxに援護射撃をするなら、シングルwimax対応の白ロム端末をお持ちである場合に限り、「BIC定額年間パスポート」に関しては利用価値あり。
ギガ放題でも、「3日間10GB縛り」である速度制限が一切ないうえ、端末購入を伴わないため月額利用料も解約料も安めなので、旧回線でも構わないから速度制限を気にすることなく、「1年限定」でwimaxを使いたい方にはおすすめできます
bicwimaxは速いって店員が進めてきたけどホント?速度制限は?
少々料金が高くても、通信速度が早ければそれもアリだ!というユーザーは多く、ビックカメラの営業マンもbicwimaxの通信速度の速さを、しきりにアピールしてくることがあります。
しかし、上記で軽く触れましたが、「W4」端末を選んでギガ放題プラン契約をした場合、通信速度・速度制限はもちろんのこと、対応エリアによる繋がりやすさについても、同地区であれば一切差は生じません。
プロバイダ名 | 下り最速 | 上り最速 | 速度制限 |
bicwimax | 440Mbps | 30Mbps | wimax2+・・・3日間で10GB超
LTE・・・wimax2+を含めて月間’GB超 |
GMOとくとくBB | 440Mbps | 30Mbps | |
BIGLOBE | 440Mbps | 30Mbps |
それもそのはず、GMOやBIGLOBEだけでなく、「wimax2+」という名前でサービス提供しているプロバイダ系も、今回解説しているbicwimaxも、全て本家であるUQコミュニケーションの回線を借りているだけに過ぎないのですから、同じに決まっています。
分かりやすくするために例を挙げると、wimax端末が車であり、新型ほど燃費や走行性能がアップします。
さらに、wimax2+回線が高速道路になり、同じ道路であれば制限速度は共通ですし、渋滞すればいかに高性能な車でも、スピードを出すことはできません。
そして、プロバイダが新車ディーラーみたいなもので、メーカーが変われば似たようなスペックの車でも、車体価格はもちろんローン金利や値引き幅、オプションサービスも違うような状態なのです。
ですからユーザーは、ビックカメラ営業のセールストークに惑わされることなく、各プロバイダの料金体系やキャンペーンと比較して、お得に利用できるところを探すよう、心がける必要があります。
bicwimaxの口コミ・評判をリサーチしてみた!
ここまで、数多くの情報元や公式HPをリサーチし、当サイトなりの分析を加えてbicwimaxについて解説してきました。
とはいえやはり、実際に使用したユーザーによる、「口コミ・評判」をお伝えしたほうが、使用感や料金について、リアルにイメージしやすくなってきます。
そこでここでは、善悪それぞれ印象的な口コミ・評判を数件ピックアップしたあと、そこから浮かび上がってくる、bicwimaxのメリットやデメリットについて、あぶりだしてみたいと思います。
bicwimaxは便利でお得という良い口コミ・評判
「普段使いのノートパソコンのスペックに、少々物足りなさを感じ始めたので、ビックカメラで新モデルを物色。すると、店員が近づいてきて『bicwimaxを併せて購入すれば、パソコンをもっと値引きしますよ!』と声をかけられました。ちょうどwimaxも導入を考えていたので、W04を一緒に契約したところ、本当にノートパソコンを当初より3万円余計に値引きしてもらえました。」
「wimaxは早くて持ち運べるし便利だけど、料金やプランがネットではわかりにくくて、なかなか手が出せませんでした。たまたま立ち寄ったビックカメラで、bicwimaxの存在を知り、近くにいた営業さんに問い合わせたら、懇切丁寧に説明してもらえて分かりやすかったので、こちらで契約をしました。」
「最新のW05でデータ使い放題、それでこの価格帯なら別に高すぎるとは思わないし、通信もサクサクなので満足。私が契約したお店では、5,000円分店頭商品が割引になる特典がついていたので、ついでに電気シェーバーをゲットできてお得感もあります。」
「1日も早くwimaxを使いたいときはビックカメラがイイよ!、早ければ30分もあれば手続き終わるし、持ち帰ってすぐに高速通信が楽しめるスピード感では、bicwimaxがピカ一だと思います。」
など。
bicwimaxは使えない!という悪い口コミ・評判
「5万円商品券が貰えるっていうんで契約したけど、よくよく他社と比較したら、月額利用料高すぎ!しかもなかなか届かない!条件だった必須オプションの解約にもお金がかかるなんて…、最悪です。」
「bicwimaxは少し高めだけど、対象商品ならセットで買うと値引きあり!、という口コミを見てチャレンジしてみましたが、結局店員さんに言いくるめられてしまった感じが否めません。値引き交渉に自信のない方には、bicwimaxをおすすめできないと思います。」
「利用料は特に安くもなく普通、大きな特典をゲットするには3年縛りで違約金高めww、キャッシュバックなくて、商品券プレゼントなんて言ってるけど、イミフな有料オプション必須(爆)。bicwimaxをチョイスする理由なんてないよ?ヤメレ。」
など。
口コミ・評判から見えるbicwimaxのメリットとデメリット
まず、良い口コミで目立ったのは、bicwimaxはビックカメラ店頭で、直接担当者から説明を受けられるため、料金体系やプラン内容、オプションなどへの理解度が高くなるというもの。
これは、自動車保険における代理店型と、ダイレクト(ネット)型との違いによく似ており、基本的にネットでの申込・契約になる他のプロバイダ系と比較して、安心感があるという声が目立ちました。
また、プロバイダ系wimaxは、端末の配送と利用スタートまで数日を要しますが、ビックカメラの場合は在庫さえあれば、基本申込即日から利用可能なのもメリットと言えます。
ただし、良い口コミにある3万円のパソコン値引きですが、おそらく目先の大きな値引きに喜びすぎて、月間利用料が高くなっていることを、見過ごしてしまっていることが考えられます。
ましてや、5,000円割引は言わずもがな、GMOやBIGLOBEなどのキャッシュバックの方が断然お得であり、現金還元なので用途が限られることもありません。
一方、悪い口コミを見てみると、商品券や割引の罠に気付いたユーザーが、「bicwimaxは結局高い!」と、警鐘を鳴らしているのが目立ちました。
「bicwimaxの注意点」において触れましたが、実質1万円以下の還元となる「ビック商品券」は、自宅に届くのが契約から約3ヶ月ごとなるため、その場で買い物利用することはできません。
そして、欲しい商品はないものの無駄にしないため、無理やり何かを買ってしまったというユーザーもいたほか、最悪のケースでは忘れたころに届く商品券を紛失して、オプション料だけ払い続けなければならなくなった、というものまでありました。
また、たまたま欲しい商品がビックカメラにあり、抱き合わせ値引きに挑んだものの、凄腕営業マンに言い負かされて、それほど値引きをゲットできなかった、というユーザーも少なくありません。
bicwimaxの公式HPにある、キャンペーン一覧を確認したところ、現在開催中のキャンペーンが空欄となっており、商品券や値引きの具体額ついて、何1つ明記されていません。
実のところ、商品券や抱き合わせ値引きの額は、それぞれの店舗裁量にある程度任されているようで、商品券についても3万円という情報もあれば、全くないという店舗も存在します。
商品券は、多かれ少なかれ額面がはっきりとわかるのでまだ比較しやすいですが、値引きを狙う場合は慣れていないと、それがwimaxとの抱き合わせ交渉による効果なのか、「もともと」その商品に設定可能な値引き幅なのか、判別することが困難です。
そこで良い回避法を1つ、先程ビックカメラとライバル関係にあるヤマダ電気とで、値引き競争をさせることを提案しましたが、そこに3番手グループに属する、「エディオン・ベスト電器・ヨドバシカメラ」辺りを参加させるのです。
その際、ビックカメラ・ヤマダ電気はwimaxと他商品をセットで交渉、その他の量販店にも同じ商品があるはずなので、こちらはwimaxをセットしない状態で、値引き交渉を仕掛けるのです。
この方法を使えば、
① wimaxを抱き合わた時の値引き幅
② 商品単体での値引き幅
が確認できますので、①の方が多く値引きされていたなら、ある程度交渉成功です。
一方、ほとんど変わらないか②の方が多く値引きされた場合は、bicwimaxを契約する価格的メリットは「ほぼない」と言えますので、すかさず最安価格を付けた量販店で目当ての家電だけを購入し、wimaxの方は他プロバイダと契約をした方がお得になってきます。
bicwimaxの機種変更、解約金・違約金などは発生するの?
ここまで少々手厳し目に、bicwimaxのサービス内容や価格などを解説してきましたが、最新携帯wimaxであるW05から、電源プラグを指すだけで安定した通信が可能な、HOMEL01sまで対応機種は多彩。
肝心の通信速度や速度制限を見ても、他サービスと何らそん色はないため、絶対利用すべきではないとまでは言えません。
とはいえ、新モデルの登場間隔が短く、併せて性能も段違いになるwimax2+端末の世界にあって、「機種変更」というサービスがbicwimaxの場合、一切存在していませんでした。
ですので、新機種が出てそれに乗り変えたいと思った時は、再び新規契約を結んでから、旧契約を解約する必要があったわけで、下表で太字表記しているタイミング以外の機種変更の場合、新規契約に伴う料金に加え「解約金・違約金」が発生してしまっていたのです。
【2年契約解約料】
1~12ヶ月目 | 19,000円 |
13~24ヶ月目 | 14,000円 |
24ヶ月目末日~25ヶ月目 | 0円 |
26ヶ月目~ | 9,500円 |
【3年契約解約料】
1~12ヶ月目 | 19,000円 |
13~24ヶ月目 | 14,000円 |
25~36ヶ月目 | 9,500円 |
36ヶ月目末日~37ヶ月目 | 0円 |
38ヶ月目~ | 9,500円 |
※いずれも税抜、ギガ放題契約時のもの。
一方、GMOとくとくBBの場合、利用開始から20か月以上経過することが条件ながら、更新月以外であっても、最新機種に「無料」で機種変更することが可能で、旧機種の変換も解約も全く必要ない。
BIGLOBEの方も、端末利用開始から22ヶ月以上と、GMOより若干条件が厳しくなりますが、W05やHOMEL01sへの機種変更を無料で実施することができ、新機種の送料もかかりません。
GMO・BIGLOBE双方、事務手数料として3,000円(税抜)だけ別途必要ですが、それは解約金が発生していたbicwimaxも同じですし、携帯の機種変更でも事務手数料はかかるので、当然と言えば当然。
正直、機種変更に万単位のお金がかかってしまうのは、すさまじいスピードで進化をしているwimax業界にあって、bicwimaxが抱えている最大の弱点となっていました。
しかし、いつ終了するか定かではありませんが、シングルwimax端末からwimax2+端末への機種変更なら、更新月以外でも解約金のかからない「機種変更キャンペーン」が、現在展開されています。
しかも、2015年2月に新規申込が終了した、「BIG定額2+」の月額使用料である3,696円が、最大2年間そのまま引き継げるので、既存ユーザーにとってはお得に利用できる大チャンス到来と言えます。(25ヶ月目以降は4,380円、いずれも税抜)
加えて、W03以前のwimax2+機種からの変更でも、BIGLOBEと同条件の22ヶ月以上利用端末なら、事務手数料のみでW05やWX04への機種変更が可能になっています。
キャッシュバックがない点で、大きく他のプロバイダ系に後れを取っている感のあるbicwimaxですが、提供元のビックカメラはこれまで店舗において、数々のお得キャンペーンを打ち、売上を伸ばしてきた家電量販チェーン。
現時点では、GMOやBIGLOBEの方が「数段お得」ということができますが、今後はwimaxにおいても、大規模キャンペーンを展開する可能性はあるので、契約プロバイダを決めるときにはbicwimaxの公式HPも、念のためチェックしましょう。
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